12.五郎の首掛石

(2009年5月3日撮影)横手五郎が首に掛けて運んだ伝承が残る首掛石が平左衛門丸にあります。横手五郎って誰ぞ?(笑)熊本市の設置している説明文を載せておきます。
「五郎の首掛石(くびかけいし)
 勇将木山弾正の遺子と伝えられる横手五郎は、今の熊本市横手町に育ったので、その名がついたと云われる。父弾正は、天正十七年(一五八九年)の天草一揆のとき、志岐麟仙に味方して仏木坂で加藤清正に一騎打ちをいどみ武運つたなく戦死した。そこで五郎は成人ののち清正を仇と狙い、築城人夫に身をやつして、いつかは父の恨みを晴らそうと考えていた。ところがその間に彼の素性は見破られ、井戸掘りをしているとき生埋めにされたという。
 この石の重さは、一八〇〇キログラムであるが、築城当時に五郎が首にかけて運んだものと言い伝えられている。
 熊本市」