11.初重

(2010年5月2日撮影)初重北面。ちょっと引寄せて。多くの塔では中備の入る初重もこの規模なら不要と考えたのでしょう。潔くすっきり。
 二軒繁垂木の地垂木が円形断面なのは塔としての格の証。と説明されますが、そんなに例多い訳じゃないですよね。割付は未整理な感じです。
 裏甲の木口を白木に近く見せたスリムライン上下にまるで親子裏甲の様な白の塗分け。裏甲は一枚で、その上は檜皮です。本塔の際立つ軒先。